Feel Japan by Bike 自転車で散歩…

1998年3月31日 晴れ時々曇り

バスの中で何度も目が覚め、到着予定時刻に近づく。

深圳に近づくにつれて客も一人二人と減り、7割方が深圳の手前の東莞、宝安で降りる。

明朝、再び連絡船に乗るがバスからは降りることは無かった。

荷物が無事に屋根にあるのか異常に気になる。

 

深圳に入る手前でまたバスから降ろされる。

よく分からないが人の流れに行く方について行く。

深圳に入る為のチェックポイントらしい。

深圳は経済特区で中国人でも誰もが外部から気軽に入れる訳ではないらしい。

 

簡単なパスポートチェックでゲートをくぐりバスに戻ると、女性が一人入境拒否されてバスから荷物共々降ろされていた。

 

バスはその後高速道路を通過し、深圳の郊外のバスターミナルで運転手が交代する。

市内を抜け終点らしき所に到着する。

 

荷物を降ろし、職員らしき人に香港への道を聞くと指をさして「すぐそこだ。」と言う。

彼のさした方へ行くと深圳の駅がある。

ロンリープラネットの辺境付近のガイドと照らし合わせながら進む。

ここからだと羅湖の辺境が最寄りと分かりそこを目指す。

 

香港は中国に返還されたとは言え、まだ別の国に行くのと同じ扱い。

ジョホールバールやパダンベサールのように、幹線道路沿いにイミグレーションなどの辺境審査があると思っていたのだけれど、それとは全く違い、完全に空港のイミグレーションのような過程を経なければならない造りになっている。

 

エスカレーターで2階へ上がり、空港と全く同じ辺防検査を受ける。

自転車には荷物満載だけれど、とりあえず行ってみる。

相変わらずニコリともしない職員をよそに苦労しながら荷物をエスカレーターで2~3個、エレベーターも3回使って国境を抜ける。

建物の中のパスポートコントロールを抜ける際が浮きまくっていてひどく違和感を感じる。

 

国境自体は無事に抜けることができたけれど、まだ国境の緩衝エリアが続き、自転車で走れそうにない。

目の前の九龍方面の行く手には丘陵が立ちはだかり、この時間から地図なしで進むのは困難と判断し、九廣鉄道で九龍入りしようと考える。

九廣に乗れるかを職員に尋ねると追加料金で乗ることができると言う。

九龍まで33香港ドル、追加料金が20香港ドルで、オーストラリアのパースの時のように鉄道に自転車を載せて走る。

チケットは九龍塘までしか買わなかったけれど目指す重慶マンション(安宿の集まる著名な建物)は終点の方が近いと乗ってから分かり最後まで乗る。

 

終点について自転車を組み立て荷物を積みロンプラの地図を頼りに重慶マンション界隈を走っていると女性が宿を探しているのかと聞いて来て、紹介してくれると言う。

重慶マンションではないけれど、2つ隣のもっと新しくきれいな美麗都大厦で60香港ドル/1泊。

エレベーターに乗せ13階まで行く。

彼女によれば中国ビザは150香港ドルらしい。

 

荷物を置いた後さっそく港や尖沙咀周辺を歩いてみる。

香港の代名詞的な風景としてよく出てくるネイザンロードは看板がせり出し、香港に来たことを実感させる。

近くにはCITIBANKやAMEXもあり、また日本の物も非常に多い。

シンガポール以上に物が溢れ、上質そうだ。マクドナルドも思ったほど高くない。

 

中国本土の寒々しい世界から一気に花薗に来たような印象になる。

 

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深圳市 →→→ 香港 0km
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