Feel Japan by Bike 自転車で散歩…

1999年12月5日 曇り

車で南下するフレッド達は、朝から忙しく動き回る。

彼らはポリスステーションへ行って、パスポートに入国のスタンプを押してもらい、その後保険をかけ、カスタム、国立公園を通過するためのチケットも買わなくてはいけないらしい。

 

近くフランス人達もモーリタニアに入国するためにはビザが必要になるらしい。

昨晩はテラスで今後、彼らのようなビジネスがどうなって行くかについて、神妙な面持ちでフランス人達が遅くまで話をしている。

 

フレッド達一行は今日の夕方には出発していく。

何人かはグループを作り、2人ヒッチハイクしてヌアクショット(Nouakchott)へ向かっていく。

 

彼らと離れてしまうのは寂しい。

今まで、たった3日間とはいえ難関を極めた区間を共にしたこの時間が、妙に充実していて楽しかった。

今回のミリタリー・エスコートの80%はフランス人で、その中での集団生活もなかなかできない貴重な体験だった。

賑やかだったけれど、今はまた1人の生活に戻る。

今までのどの日々ともかけ離れた、ポカンとした気持ち。

これからのルートを思うと、心細いような寂しいような、空虚な気分。

海岸沿いのルートも熾烈を極めるそうだから、無事にフレッド達もヌアクショットに到着して欲しい。

今思い出すとこれまでの3日間は、映画を観た後で思い出すときの様に、あのサハラでの映像・体験が甦る。

砂まみれで皆と一緒にスタックした車を押しだしたこと。

今までとは違う部類の楽しさだった。

フレッド達のアドレスも貰ったので、後日落ち着いたら礼状を書く予定。

 

今後の予定。

明後日、鉄鉱石の貨車に乗ってシューム(Choum)へ行く予定なのだけれど、貨車は泥棒が危ないという人と大丈夫だと言う人がいる。

この貨車は、いわゆる鉄鉱石運搬車で、通称モーリタニア鉄道。

この路線は、ここヌアディブーとズエラット(Zouerate)を結ぶ。

終点のズエラットには、鉄鉱石を産出するフデリック鉱山がある。

ズエラットから沿岸部へ鉄鉱石を搬出するために建設されたのが、このモーリタニア鉄道とのこと。

全長は700kmほどあり、線路の一部がそのまま西サハラとの国境となっている。

ご多分に漏れず、西サハラ側にはモロッコ軍によって埋設された地雷地帯となっている。

ロンリープラネットによると、200両の以上の貨車をつなぎ、全長3 kmにもおよぶ長大編成で、世界でもっとも長い列車であるらしい。

なんだか楽しそう。

チケットは容易に手に入るらしいけれど、自転車はどうなのだろう。

明日、出発できるのならしたい。

600~800ウギアらしい。

思ったより荷物もある。

 

肌の黒い人が多くなり、アフリカの奥深くに一段と入った事を実感する。

 

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Nouadhibou  
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