Feel Japan by Bike 自転車で散歩…

2000年4月12日 晴れ

凄まじいほどの強風に悩まされ、53kmしか前進できず。

 

昨晩は、テントを張った場所も良くない上に、雨・風に晒されてテントが傾く。

終始ポールが破損しないか気になって眠るどころではなかった。

風よけにしていた自転車も強風で倒される。

夜半、雨は止むけれど風は一晩中テントを打ち付ける。

 

7時15分に、疲れが取れていないすっきりしない状態で起きて8時に出発する。

 

朝から5~6km/hで今日は60kmを目標にして進む。

一度進行方向を東に向けてリオ・グランデ(Rio Grande)を目指したこの時だけは時速20km/hで進むことができる。

 

リオ・グランデのYPFでコーヒーを飲み、身体を暖める。

ウシュアイア(Ushuaia)を出て以来、初めての町らしい町。

洗顔をして気分転換をする。

 

強風で前進スピードが遅いため、休憩もそこそこにして出発する。

お陰で洗顔中に頼んでおいたエンパナーダ食べずに出発してしまう。

 

海にあたって、しばらく大西洋岸沿いに進む。

風は衰えることなく非常に強い。

その風に煽られてフラフラと道路を蛇行しながら進むような感じになってしまい、この上なく危険。

1km刻みで進み、時には自転車を降りて手押しもする。

乗っていても足を着く場面も何度もあり、右足が治ってからの出発で本当に良かったとつくづく思う。

 

それにしてももの凄い風。

噂には聞いていたけれどここまで凄まじいとは・・・。

モロッコの大西洋岸、タンタン(Tantan)付近を走っていた時くらい。

それが1日中途切れる事なく吹き続けている。

 

途中、リオ・ガジェゴス(Rio Gallegos)に向かうワゴン車の人に

「乗せていこうか?」

と声を掛けてもらう。

いつも通りお礼を言って断る。

 

しばらく大西洋岸沿いに進むと前方に小高い丘が立ちはだかり、岬のように海まで伸びている所まで来る。

この小高い丘を西に巻いて登る区間を過ぎてから風の強さがピークになる。

 

見晴らしが良いので道路の左側を走る。

西からの強風で道路のセンターまで煽られてもそこで戻す作戦にする。

道路の右側だと、風に煽られたときに路肩の砂利地帯に落ち、体勢を崩して転倒してしまう危険がある。

 

風のあまりの強さに、途中何かの装備小屋のような倉庫の警備員にテントを張らせてくれるように頼む。

施設の性格的に無理らしくダメ。

 

仕方なく押しては乗り、ノロノロ進む。

 

コンクリートミキサー車が止まり、運転席でマテ茶を3杯頂く。

身体が暖まったところで再び北上する。

再び大西洋岸沿いを進む。

 

しばらく進むと道路と海岸の間に掘っ立て小屋があるのを見つける。

人も居なくて風も凌げそうなので荷物を全て小屋の中に入れる。

道路から割と近いためテントは張らず。

道路を行き交う車から見えないようにするため自転車も小屋の中に入れる。

そのため横になるスペースはなく、座って眠る体勢。

疲れが取れない一夜を明かしそう。

 

目標の60kmに到達できずガッカリ。

明日は47~8kmでサンセバスチャン(San Sebastian)の予定。

 

しかし日が暮れた今も風が凄まじい。

丈夫な小屋だけれどそれでも吹き飛びそうな勢い。

小屋は漁師が使っている小屋のよう。

大丈夫かな?

今後の行程も。

 

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20km South of Rio Grande →→→ 56km North of Rio Grande  53km
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