Feel Japan by Bike 自転車で散歩…

2000年4月14日 晴れ

願い届かず、風は相変わらず強いけれど、雨は降っていないため出発する。

この魚釣り小屋だっていつ人が来るか分からない。

 

風は一昨日からずっと吹きすさび、衰えることを知らない。

 

道路まで荷物を運び、出発する。

朝から4~5km/hの超低速でのペース。

歩いているのと同じ速度。

体中の汚れさえも全て吹き飛ばすのではないかと思うほどの風速。

止まっては進む。

 

被害妄想なのかも知れないけれど、進行方向を変える度にその方向から風が吹いてきているように感じる。

 

一度進行方向を西に向け、再び北西に戻した14.6km地点で歩いても押せない程の強風に出会う。

まるで風の壁にぶつかったような感覚。

動けない。

到底サンセバスチャン(San Sebastian)は無理であろうと失望する。

 

一昨日から衰えること無く吹き続けていることを鑑みても、これ以上停滞しても風は弱くなる可能性は低い。

この風を利用できないか考える。

 

一度、リオ・グランデ(Rio Grande)まで行き、バスでフエゴ島の西に位置するポルベニール(Porvenir)まで移動。

そこから再度リオ・グランデを目指し、フエゴ島内の走行線を一本に繋げる作戦に出る。

そのため、リオ・グランデを目指して踵を返す。

 

今日、一昨日とあんなにも苦労して進んだ区間を再び戻るのは非常に残念。

悔しくて虚しい。

パタゴニアの強風に屈して事実上の一時撤退だから。

 

リオ・グランデのYPFに戻る。

また戻って来ることになるとは・・・と再認識しつつ気を取り直してコーヒーを飲みながら今後の予定を考える。

 

ウシュアイア(Ushuaia)に向かう時に止まったTecniのバスセンターへ行き、明日のポルベニール行きのバスチケットを買う。

プエルト・モン(Puerto-Montt)からのバスで一緒だったアルゼンチン人チャリダーと、ウシュアイアに向かう時に国境で見たアメリカ人に会う。

 

その後近くのオスペダヘに入る。

 

事実上の一時撤退の悔しさの胸中を手紙にしたためる。

悔しさで眠れそうにない。

 

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56km North of Rio Grande →→→ 60km North of Rio Grande  14.6km / Rio Grande
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