Feel Japan by Bike 自転車で散歩…

2000年9月4日 曇り

暗いうちにコカコーラの駐車場を出発する。

 

シカゴ(Chicago)に到着する今日はレーバーデイで休日のはず。

 

しばらく走ってガソリンスタンドでバイクトレイルの場所を聞く。

聞くところによると、バイクトレイルがこの先で今走っている64号線を跨ぐ所があると言うので、そこまで64号線を走り続ける。

このバイクトレイルも旧鉄道。

交差ポイントはもともと踏切だった所。

トレイルは昨日と同じくライムストーンで走り易い。

 

ホリデイのためなのかサイクリストがたくさん走っている。

途中分岐があるけれど、標識が不備で南寄りのルートを取ってしまう。

段々と雲が低くなってきて霧雨が降り始める。

 

バイクトレイルの終点に着く頃、気がつけばトレイルを走っているのは自分だけで、ガラス片も多く黒人ばかり。

 

地図を見てルーズベルト・ロードに出て東上する。

遙か彼方に、シアーズ・ビル(現ウィリス・タワー)とジョンハンコックセンターの高層ビルが黒い影として浮かんで見える。

車も多く走りづらい。

 

どこも空き地や荒れ地、廃屋が多く黒人の姿しか見ず、空気もピリピリと張り詰め非常に危険な感じが漂っている。

かなりヤバそう。

必死に脇目も振らずに走り、やっとの事でシアーズ・ビルを巻く形でニューオープンしたというユースホステルへ向かう。

 

しかし、事もあろうかまだ建設中。

だったら書くなよ・・・。

怒りを覚えながらすぐ近くの代替施設へ行くけれど、やはり空きはない。

 

ハーレーのみきさんからのメッセージがあり

「オーク・パークのホステルに泊まっている。シカゴピザを食べに行こう!」

とある。

 

ホステルのスタッフに聞いてみるとそのホステルは今自分が走って来た方向にあるらしい。

スタッフも

「危ないからタクシーが地下鉄で行った方が良い。」

と言う。

シカゴに進入する際に自分が身を以て経験した危険区域なので、またそのエリアを自転車に乗って抜けるのは気が乗らない。

 

なので自分は市の北にある別のホステルを目指す。

5kmほど北で、住宅街にありそれほど雰囲気も悪くない。

ベッドも空きもあり無事に泊まれる。

 

シャワーを浴びてからスタッフに教わったオーク・パークのホステルにみきさんに会いに出掛ける。

またあの危険地帯を走って行く。

今にも攻撃されそう。

しかし、結局教えられた住所にホステルは無く、長居は無用なのでとっとと踵を返す。

 

最初のホステルの後にここを目指さなくて良かった。

危険地帯を抜けて教えられた住所に来てもホステルは無かったのだから。

 

帰る途中、血を流して道路に横たわっている人や、カポジ肉腫のようなのがいっぱい出来た白人女性が交差点を彷徨っていたりしているのに、周りに居る人はそれが日常の光景のように気にも留めていない。

もう訳が分からん。

カミソリの刃で切られるような張り詰めた空気の中ホステルへ帰る。

今まで色んな危険箇所を抜けてきたけれど、こんなに肌で感じるほどの危険は初めて。

シカゴの印象はあまり良くない。

何か事件に巻き込まれないうちに早く出発した方が良いかもしれない。

 

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St.Charles →→→ Chicago  75km
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