Feel Japan by Bike 自転車で散歩…

2000年10月22日 快晴

世界一周最後の日。

快晴。

 

朝の6時半頃に巽さんを見送る。

彼は卒業旅行でのアメリカ旅行。

 

帰りに昨日廃棄したテントを見に行ってみたけれどもう無かった。

他の物はまだ残っているから、テントだけ誰かに拾われたのだろう。

いい人に拾われたらいいな。

シュラフは分からん。

あったら寂しくなるから確認しなかった。

 

チェックアウトしてからインフォメーションセンターで少し寝る。

 

今日も天気が良いため荷物はレセプションに預け、スタテン島へ行くフェリーに乗ってみることにする。

この間は天気が悪かったから、快晴の今日はまた違った風景が見えるかもしれない。

風は強かった物の建物がよく見える。

スタテン島からマンハッタンに戻る方が、少しずつ摩天楼が近づいてくるので見応えがある。

 

甲板でこの強風を浴びているとあのパタゴニアを思い出す。

苦しく、恐怖心さえ抱いた強風。

もう体験する事はないであろうあの世界。

パタゴニアほどでないけれど強い風を全身で浴びていると無声映画のようにあの時の記憶が甦る。

この記憶は何年残り続けるのだろうか。

 

宿の近くへ戻りデリで休んでいると平和デモ、ポリス暴力反対デモなどが45thストリートを闊歩しているため大量のポリスが警戒している。

その関係かMTVにも有名人が来るらしく45thストリートは駐禁になっている。

 

宿に戻り自転車のパッキングをする。

もらった箱に詰めようとするけれどやはり箱は少し小さく、さらにペダルが固着してしまいなかなか外れない。

仕方ないので簡易的なパッキングで自転車を覆いタクシーを捕まえることにする。

しかしなかなか止まってくれない。

 

埒が明かないのでもっとタクシーが多く走っている6thまで全ての荷物を運び捕まえることにする。

それでも捕まらないので、お客が降りたタクシーに素早く乗り付けJFKまでお願いする。

自転車もトランクに強引に押し込める。

ニューヨークは法律でトランクはしっかりと締めないといけないらしい。

 

日曜の夜は車が覆い。

マンハッタンの夜の灯が後ろに流れる。

ブルックリンブリッジを渡る。

 

19時に乗って20時5~6分前にJFKに到着する。

高速を使わなかったため$31と自転車$6で$37。

空港アクセス予算は$50確保していたので$13の余裕ができる。

これにて自転車のエクセスチャージ予算が$243に拡大する。

いくらかかるかはチェックインして計量されるまで分からない。

 

だいぶん衣服が汚れたので洗いたい。

毎回毎回移動はしんどい。

でもそれもこれが最後。

 

思ったほど人はいない。

大きくてきれいな建物だけれどロビーは今自分一人だけ。

 

これまでの長い長い世界一周の一日一日が水泡のように浮かんでは消える。

今がこの世界一周の最後の瞬間。

でもそれはゴールではなくやっとスタートラインに立つ。

 

JFKを経つまであと14時間ほどある。

 

無事JFKに着くことができ、あとは日本のイミグレーションだけ。

やっぱり特別室でいろいろ調べられるのかな?

 

世界一周最後の海外での夜。

 

今までの全ての終わり。

 

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New York City →(Surface sector)→J. F. Kennedy Intl. Airport 0km
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