Feel Japan by Bike 自転車で散歩…

オーストラリアの記憶

オーストラリアの走行は2回経験。

第一回目がメルボルン(Melbourne)~ダーウィン(Darwin)、再挑戦となる二回目がダーウィン~パース(Perth)です。

 

オーストラリアで最も記憶に残る思いでは、東海岸のロックハンプトン(Rockhampton)~ノーザンテリトリーのスリーウェイズ・ロードハウス(Three Ways Roadhouse)までの約2,000km。

 

スリーウェイズ・ロードハウスは、オーストラリアを南北に縦断するスチュアートハイウェイ上にあるロードハウスです。

荒野の中にぽつんとある、オーバーランダーには待ちわびたオアシスのような、とてもありがたい存在のロードハウスです。

ガソリンスタンドとドライブイン、宿泊(キャラバンパークとキャビン、デザート・コテージ)の簡単な施設を提供しています。

 

 

ロックハンプトンから海岸を離れると、本格的なアウトバックが始まります。

 

アウトバック(Outback)とは、オーストラリアの内陸部に広がる広大な人口希薄地帯で、「アウトバック=砂漠が大部分の過酷な地域」の代名詞です。

 

ロックハンプトンからのカプリコーンハイウェイは、これまでと違って町もガソリンスタンドもまばらになり、食糧・水の配分ミスが致命的な失敗に繋がります。

グレートディバイディングを越えれば、一部マウントアイザ(Mount Isa)周辺を除いて概ね平坦な一本道が地平線の彼方まで続きます。

 

この区間でも特に印象に残っている区間は、バーカルディン(Barcaldine)~マッキンレイ(Mackinlay)です。

100km~200kmおきにしか集落がなく、40℃を越える強烈な熱射の中延々と地平線目指して走る精神的に堪える区間です。

日中は広大な荒野の上に、綿をちぎったような雲がぽっかり浮かぶ、抜けるような青空が地平線を成し、音は荒野を吹き抜ける風の音しかなく、ここだけ時間が止まっているような錯覚になります。

時には遙か何十kmも先の荒野に垂れ込める絹のような雨のカーテンを見ることも。

 

全ての力を出し切り、夕暮れ時に到着するロングリーチ(Longreach)やカイヌナ(Kynuna)の集落は西部劇の世界のような佇まいを見せ、古ぼけたAmpolのガソリンスタンドの看板がとても良い雰囲気を醸し出していました。

 

この区間は地名が載っていても町ではなかったり、何年も前に廃業したゼネラルストアの看板が何キロも手前から残っていて期待を裏切られたこともありました。

 

 

オーストラリアは概ね治安は良く、世界各地から長期も短期も含めたくさん来ており、全体的にホリデーアイランドのような雰囲気が溢れています。

観光に付随した施設も充実(YHやバックパッカーズ、バスルートなど)しており、自転車で回る事に関しては回りやすい国と言えますが、自然には注意しすぎる程の注意を払うべきだと思います。