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速くなるためのヒント         

もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。

◆プロ選手として学んだ最も重要なことのひとつ(回復について)2011.11.17
参考文献:Robert Panzera著・『Cycling FAST』・P180・Human Kinetics社
     Lea Dabison(現在Specialized所属のプロXC-MTB選手)

レース志向の選手は、「もっと練習すればもっと速くなりレースでも好成績をあげられる」と信じてもっとたくさん練習しようとする傾向がある。休息は「自分の弱さ」であり「自分に負けた」のだと思いがちだ。

トレーニング量や強度を増やすと、比較的早いタイミングでパフォーマンスが向上することがあるので、それに気をよくして「もっともっと」と回復をおろそかにしたまま過剰なほどに追い込んでしまい、結果的に練習効果があまり出ない、というのがよくある失敗パターンだ。これはプロ選手でもよく陥りがちなパターンで、さまざまな苦労や経験を通してようやく過ちだと気づく。

トレーニングで身体を限界まで追い込むことは重要だが、回復もそれと同じくらい大切になる。体を適切に回復させなければトレーニング効果は最大化しないうえに、故障がちになり、自転車に乗ること自体が楽しめなくなることすらある。

回復には、日々のトレーニングからの疲労回復と、シーズンを通しての疲労回復の2種類がある。

トレーニングからの回復のためには、まず練習後なるべく早く(できれば20分以内に)食事や水分を摂る。そして時間が許せば45分程度仮眠する。また毎日必ず9〜10時間の睡眠を取る。もっと回復を早めたい時は水風呂に入る。

シーズンを通しての回復には2〜4週間程度完全オフを取り自転車から離れる。1週間以上は完全休養し、その後はハイキングやスキーなど自分が楽しめてリフレッシュできるなスポーツをする。そうすることで再び自転車に乗る意欲と元気を取り戻すことができる。

適切な回復を取る方法を身に付けるのには、時間がかかる。しかし自分なりの適切な回復方法を習得できれば、潜在能力を限界まで発揮させるのにきっと役立つだろう。



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     練習3週間のあと休息1週間で超回復を促進させる

体の水分減少量の閾値と最適なドリンクの温度←次の記事を読む
前の記事を読む→年間トレーニング計画の立て方(ピリオダイゼーション)


                     <本件記事の参考文献>



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