コーチに指導を受ける場合のヒント

速くなるためのヒント　　　　　　　　　ツイート

もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから（ほぼ）毎日紹介します。

◆コーチに指導を受ける場合のヒント　2012.02.23
参照URL：biketrainingtips.com・『Do you need a cycling coach?』
　　　　　http://www.biketrainingtips.com/2012/02/do-you-need-cycling-coach.html

本気で「もっと速くなりたい」と思った時にひとつの選択肢として考えられるのが、コーチに指導を受けることだ。しかしコーチに指導してもらう場合にはそれなりの費用がかかるので、なるべく有効に活用したいところだろう。今回はコーチに指導してもらう場合のヒントをbiketrainingtips.comを参考に紹介する。

もちろんコーチに指導してもらわなくても、単純に長い距離・時間を乗り込むだけでもかなり速くなれる。また、トレーニング関連書籍やインターネットの情報を集め、しっかり読み込んだうえで自分の練習用に最適化して実践すれば、練習の質を上げ練習効率をかなり高めることができるだろう。

一方でコーチに指導受ければ、次のようなメリットが期待できる。

１．豊富な経験にもとづいた正しいトレーニング方法を学べる
２．自分が今行うべき最適な練習負荷を見極めてもらえる
３．自分では気づかないような潜在的な練習上の失敗を未然に防げる
４．練習しすぎの兆候を察知してもらうことでオーバートレーニングを回避できる
５．病気・故障・急な出張などといった不測の事態への適切な対処方法を教えてもらえる

これらは自己流でトレーニングしたとしても身に着けられるだろうが、少なくとも数シーズンはかかる可能性が高い。

特にコーチが役に立つのは「同じ練習時間でより速くなりたい場合」や「少しでも速くなるために最適な練習をしたい場合」だろう。しかし漫然とコーチの指導を待っているだけでは必ずしもその費用に見合うだけのリターンを得られないかも知れない。実際にコーチに指導を受ける場合には、以下のヒントが参考になるだろう。

【コーチに指導を受ける場合のヒント】
・コーチにはなるべくたくさん質問する
・知識を最大限に吸収するために、コーチが説明したことやトレーニング計画・練習メニューはすべて書き落としておく
・初めてコーチに指導を受ける場合は、最初の2～3年間程度がもっとも価値が高くなる
・コーチごとに違ったアプローチがあるので、複数のコーチに指導を受けることは、トレーニング方法に対して複数の視点をもてるという意味で、おすすめできる（その場合は、1年程度間隔をあける）
・最初のコーチからはかなり多くのことを学べるものの、2人目・3人目となるにつれて学ぶことは少なくなることが多いので期間は適宜調整する
・複数のコーチから指導を受けたあとは、自己流で練習する方向でよいと思われる

ロードバイクのライディング・スクールは、BiCYCLE CLUB (バイシクルクラブ) 2011年 12月号 [雑誌] のP56・57に多数紹介されているので、「コーチに指導を受けたい」と思っている方にはスクール選びの参考になるだろう。