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わかる パワー・トレーニング!  

『パワー・トレーニング・バイブル』を120%活用してみなさんがもっと速くなれるように、わかりやすくパワー・トレーニングについて説明します。

◆パワー・メーター機材の失敗のない選び方 2011.12.27

これからパワー・トレーニングを行いたいと思っている人にとってまず最初の難関が機材選びでしょう。どのパワー・メーターの性能が良いのか?費用対効果はどうか?精度はどうか?使い勝手はどうか?パワー・メータの値段はまだまだかなり高いので、機能などを比較して財布と相談しながらひじょうに悩むところだと思います。

パワー・メーターは市販され始めてからまだ歴史が浅い機材なので、現在でも盛んに研究開発が進み新製品が続々と発売されています。これらを技術アプローチ別に分けると以下の6種類になります。

1.クランク組み込み方式
2.ハブ組み込み方式
3.チェーンステー組み込み方式
4.BB組み込み方式
5.反対サイドの力を利用する方式
6.ペダル組み込み方式

メーカーごとの製品の説明は『自転車探検!』によく整理されています。購入前に一度チェックされるとひじょうに参考になると思います。

自転車探検!→リンク


実際、いちばん使われている人気のパワー・メーターはどれなのでしょうか?

販売数量など確認できるデータがないのでので大雑把な皮膚感覚になってしまいますが、現在もっとも普及しているのは、ハブ組み込み方式の「パワー・タップ」だと思われます。

パワー・タップの良い点は、値段が比較的手ごろな割に精度が高く電池交換が簡単でホイールを変えれば違う自転車でも使えるなど使い勝手がよい点です。

難点はホイールに組み込まれているので、レース用の完組み決戦ホイールを持っている場合は、どうしてもそちらを使ってしまいレースのパワー・データが取れないことが多くなりがちな点です。レースのパワー・データはあらゆるデータの中でいちばん価値が高いデータといえるので、これはひじょうに惜しい点です。多くの選手が、練習ではパワー・タップのホイールを使って適正負荷で練習し、レースでは決戦ホイールを使ってると思われます。


もうひとつ比較的利用者が多いのは、クランク組み込み方式のSRMだと思われます(といっても高価な機材なのでパワー・タップと比べると絶対数はかなり少ないと思われます)。SRMは世界ではじめて市販されたパワー・メーターですが、現在でも最も信頼性の高いパワー・メーターとしてプロを始めとして多くのシリアス・レーサーが使用しています。クランクに組み込まれているので、パワー・タップのようなホイールの縛りはありません。レースで決戦用ホイールを使って戦闘力を高めながらパワー・データをしっかり取れるのはすばらしいといえます。

難点は、値段が高いことと電池交換の際にドイツに送らないといけない点です(時間もコストもかかります)。自力で電池交換をすることもできるようですが、万が一失敗した場合はメーカーの保証対象外になってしまう点は大きなリスクといえます。またクランクに組み込まれているのでパワー・タップのように簡単に別の自転車に付け換えることはできません。


パワー・メーターには他にもさざまざな種類がありますが、現段階での日本でのサポート体制も含めて考えると、「どの程度パワー・メーターにお金を使えるか」によってSRMかパワー・タップのいずれかを選ぶのが失敗が少ない選び方といえるでしょう。


Bike Tech review というサイト(英語)では、パワー・タップ(5種類)・SRM(2種類)・ポラール(1種類)・ibike(3種類)を、「値段」「パフォーマンス」「耐久性」をかなり詳しく検証したうえで評価しています。ここで高い評価を得ていたのはパワー・タップで、次にSRM・ポーラル・ibikeの順でした。評価結果の一部抜粋を以下に掲載しますので、ご参考ください(評価の詳細はBike Tech reviewのサイトか添付のExcelファイルをご参照ください)。


Bike Tech reviewパワー・メーターのレビュー(英語・かなりの長文です)→リンク


もう一点パワー・メーター選びの際の重要ポイントを上げるとすると、ANT+という通信規格に対応しているかどうかです。ANT+に対応している製品であれば、別のメーカ製のパワー計測機とサイクル・コンピューター(パワー・データ受信機)を組み合わせて使えるので機材選択の自由度が格段に高まります(パワー・タップもSRMもANT+には対応しています)。


今後の注目は来春にガーミンやポラールがリリース予定のペダル組み込み方式のパワー・メーターでしょう。パワー・タップやSRMの難点をクリアしつつ、さらに左右のペダリング・バランスをチェックできるといった新たな付加価値が加わるので、その発売と実際の性能評価が待たれるところです。

他にもパイオニアのペダリングモニタセンサーや、パワーキャルのような興味深い試作品・新商品があります。関連情報のリンク集を以下に掲載しますのでご参考ください。

【CYCLE MODE 2011 最新型パワー・メーター情報】

  INTERNET Watch 自転車部リンク
  行け!おやじライダーさんリンク  
  Pioneer(デモ体験者のデータ閲覧可能)リンク 
  じてトレ(相談室)リンク 
  Tyousanの自転車症候群さんリンク 
  行け!おやじライダーさんリンク 
  IT技術者ロードバイク日記さんリンク  
  こどもと一緒にロードバイクさんリンク 
  じてトレリンク 
  親子で自転車のブログさん(2010年)リンク



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前の記事を読む→パワー・トレーニングを行うメリットのまとめ



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