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速くなるためのヒント         

もっと速くなるためのトレーニング方法のヒントを国内外の本・雑誌・ブログ・論文などから(ほぼ)毎日紹介します。

◆レースでパフォーマンスを上げるためのコツ 2012.02.03
参考文献:Chris Carmichael AND Jim Rutberg共著・『The Time-Crunched Cyclist』・ P145~P148・Velopress

練習では体力を上げるのに十分な刺激を身体に加えるために「しっかり負荷をかけて練習すること」が大事になる。しかしレースで少しでもよい順位でゴールするためには、少し奇妙に思えるかも知れないが、この逆を心掛ける必要がある。今回は、「レースでパフォーマンスを上げるためのコツ」を、アームストロングのコーチを長年務めたクリス・カーマイケル氏らの著書『The Time-Crunched Cyclist』より紹介する。

このコツのいちばんのポイントは「勝負どころまでいかにエネルギーを節約するか」ということだ。そうすれば、勝負どころで高強度のインターバルがかかった時に必要なエネルギー源である「筋グリコーゲン」を少しでも多く温存できるだろう。

*これは優先順位がもっとも高く、少しでも高い順位でのフィニッシュを目指すレースのためのコツなので、練習も兼ねた優先順位の低いレースではあてはまらない場合もある(体力アップが目的であれば序盤からアタックするなどして全力を出し切るほうがよいだろう)。

具体的には、以下のような方法が『The Time-Crunched Cyclist』では紹介されている。



【レースでパフォーマンスを上げるためのコツ】
・ペダリングをなるべくせずにすむ方法を身に着ける(これは以下のコツとも絡む)
・集団の先頭付近に位置取りする
・先頭を引く時間は短目にする
・時には先頭を引くのをスキップする(ただし余りに目立たないように注意する)
・巡航する時は重いギアを選ぶ(低パワーで巡航する時はケイデンスを落とす)
・必要なところでだけパワーを出す
・勝負どころまで待つ
・なるべくスムーズにペダリングする(急加速はなるべく避ける)
・レース前とレース中に高炭水化物食でなるべく多くのカロリーを摂る
・賢くアタックをする
(激しく素早く・ペースが最高に上がったタイミングで・効果的な場所で**)

*急勾配の上り坂・コーナー・道が狭くなる区間など



ただし、これらを最重要のレースでぶっつけ本番でやろうとしても「練習でできないこと・やっていないことは本番でもできない」ことが多い。その意味では、「チームでのレース強度に近い練習」や「優先順位の低いレース」などで、これらのスキルを磨くことに集中する機会を設けるのも一案だろう。



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関連情報→「パワーの最大化」と「エネルギーの最大限の節約」がレースでのパフォーマンスを最大化する
     筋グリコーゲン切れを防ぐ3つのアプローチ
     レースで勝つ選手はかなりの時間FTPでパワーを出すがFTP以上のパワーで長時間は走らない
     レースで勝利する秘訣はエネルギーの節約にある
     強い選手が勝つのではなく、勝った選手が強い

一流プロと体組成を比較 リーヴァイ・ライプハイマー←次の記事を読む
前の記事を読む→FTP測定・推定方法の比較(コーガン方式・MAPテスト・CP)


                     <本件記事の参考文献>



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